「心配だからカメラを置かせて」と頼んだら、「監視するつもりか!」と親に怒鳴られてしまった……。
「トイレに行く姿まで映るかもしれないと思うと、自分でも置くのを躊躇してしまう」
親御さんの見守りを検討する際、最大の壁となるのが「プライバシー(監視されている感)」です。
どんなに安全のためとはいえ、24時間レンズを向けられる生活はストレス以外の何物でもありません。
私も救急や在宅医療の現場で多くの家族間トラブルを見てきましたが、カメラの設置は「信頼関係」を壊すきっかけになりがちです。
この記事では、現役の医療・介護従事者である私が、「普段はレンズを隠し、いざという時だけ見守る」という、親の尊厳を守りながら安全を確保するSwitchBotの活用法を解説します。
なぜ高齢者の見守りに「SwitchBot」が最適解なのか?
一般的な防犯カメラやペットカメラと、SwitchBotの見守りカメラには決定的な違いがあります。
それが「物理的プライバシーモード」の存在です。
1. レンズが物理的に隠れる「安心の可視化」
SwitchBotの見守りカメラ(3MPなど)には、「プライバシーモード」という機能があります。
これをオンにすると、カメラのレンズがウィーンと回転し、本体の内側に物理的に隠れてしまいます。
✅ 親御さんへのメリット
アプリ上の設定だけでなく、見た目としてレンズが消えるため、「今は撮られていない」ということが一目で分かります。これが親御さんにとって絶大な安心感に繋がり、設置の承諾を得やすくなります。
2. 映像を見なくても「異変」が分かる
SwitchBotの真骨頂は、カメラ以外の「センサー」との連携です。
カメラの映像を常に見なくても、ドアの開閉や人の動き、室温だけで「あ、今日も元気だな」と確認できます。
介護施設でも、プライバシー保護の観点から「居室カメラ」ではなく「センサー」による見守りが主流になりつつあります。
【看護師直伝】医学的根拠に基づいたセンサー配置術
私が推奨しているのは、「基本はセンサーで見守り、緊急時だけカメラを開く」という運用スタイルです。
では、どこにセンサーを置くべきか? 高齢者の事故発生データに基づいた「命を守る配置」をご紹介します。
① トイレのドア × 開閉センサー
最も重要な場所です。
内閣府の「高齢社会白書」や消防庁のデータでも示されている通り、高齢者の家庭内事故は「居室」についで「トイレ・浴室」などで多く発生しています。
なぜトイレか?
排泄時は血圧変動が大きく、ヒートショックや迷走神経反射による失神、転倒が起きやすい場所だからです。
危険なサイン 「ドアが閉まったまま1時間以上開かない」場合、中で倒れている可能性が高いと判断できます。
② 冷蔵庫 × 開閉センサー
「食事」と「水分摂取」の活動を確認するために設置します。
- 確認できること:朝・昼・晩の食事の準備をしているか。
- メリット:冷蔵庫の開閉は生活行動そのものです。通知が来れば「今日も食べているな」と安心でき、カメラを見る必要がなくなります。
③ リビング × ハブ2(温湿度計)
SwitchBot ハブ2には高性能な温湿度計が内蔵されています。
高齢者は体温調節機能が低下しており、暑さを感じにくいため、室内での熱中症リスクが非常に高いです。
「室温が28℃を超えたら家族のスマホに通知する」設定にしておけば、電話で「エアコンをつけてね」と声かけができます。
トイレは「センサーでの発見」も重要ですが、「そもそも転ばない環境」を作ることが先決です。
工事不要で安全を確保する「レンタル手すり」の選び方と設置場所もあわせて確認してください。
いざという時だけ「カメラ」を起動するルール作り
センサーが異常を検知した時だけカメラを使う。このルールを親御さんと共有しましょう。
カメラのレンズは格納状態。親御さんは普段通りリラックスして生活できます。家族はアプリで「センサーのログ(活動履歴)」だけを確認します。
「トイレが1時間開かない」「朝起きてこない(人感センサー反応なし)」などの通知がスマホに届きます。
ここで初めて、家族が遠隔操作でカメラを起動します。映像を確認し、必要であればカメラのマイク機能で「お母さん大丈夫?」と話しかけます。
【親子で結ぶ「見守り協定」】
「普段は絶対に見ないから安心して。
でも、センサーが反応しない時だけは心配だから、カメラを起動させてもらうね」と約束しておくと、導入のハードルがグッと下がります。
冷蔵庫のセンサーで見守るのも良いですが、最も確実な安否確認は「食事」を変えることです。
火を使わない冷凍宅配食なら、火事のリスクをゼロにしつつ、栄養状態も改善できます。
施設より安く済む「医療用宅配食」の活用法も検討してみてください。
これだけ買えばOK!「優しい見守り」スターターセット
プライバシーを守る見守りを実現するために必要なアイテムは以下の3点です。
業者による見守りサービス(月額数千円〜)に比べ、機器代金のみの買い切りで済むため経済的です。
📷 1. 見守りカメラ 3MP
高画質かつ「物理プライバシーモード」搭載の必須アイテム。360度首振りも可能。
※設置場所:リビング全体が見渡せる棚の上など
🌡️ 2. ハブ2(Hub 2)
センサーとスマホを繋ぐ司令塔であり、熱中症対策の温湿度計も兼ねる重要アイテム。
※設置場所:壁掛けや卓上
🚪 3. 開閉センサー
トイレや冷蔵庫に貼る用。小さくて目立ちません。セットがおすすめ。
※設置場所:ドア、冷蔵庫の扉
まとめ:見守りは「監視」ではなく「気配り」
テクノロジーの進化により、ベタベタと張り付くような監視をしなくても、離れた場所から「気配」を感じることができるようになりました。
「見られている」というストレスをゼロにしつつ、「見守られている」という安心感だけを残す。これがSwitchBotなら可能です。
もし実家にWi-Fi環境がない場合でも、最近は「コンセントに挿すだけのWi-Fi(ホームルーター)」を契約して導入するご家庭が増えています。
まずは「カメラ」と「ハブ」のセットから始めてみてください。
※セール時はカメラとセンサーのセットが安くなります
SwitchBotを使いたいけど「実家にWi-Fiがない」とお困りの方へ。
ネット契約不要・工事不要で、コンセントに差すだけですぐに見守りを開始できる「Wi-Fiなしで使える見守りカメラ」の最適解があります。










