「明日のシフトに行きたくない」
「ナースコールが鳴るたびに動悸がする」
「でも、奨学金があるし、家族もいるし、辞められない…」
毎日、命の現場で戦うあなたへ。本当にお疲れ様です。
看護師で、現在はクリニックの事務長をしている私ですが、総合病院にも数年勤めていたので、その「逃げ出したいけれど逃げられない」という葛藤、痛いほどわかります。
実は、燃え尽きてしまう優秀な看護師ほど、真面目に「正職員で働き続けなきゃ」「石の上にも三年」と思い込んでいることが多いんです。
採用・管理する側の立場から結論を言います。
今の職場が無理なら、一度「派遣」というクッションを挟んで休んでください。
「派遣なんて不安定」「キャリアに傷がつく」というのは一昔前の話。
今は賢い看護師ほど、戦略的に「とりあえず派遣」を選んで、年収を維持しながらメンタルを回復させています。
この記事では、元・有料老人ホーム管理者の視点から、派遣看護師が「最強のキャリアの避難所」である理由と、失敗しないロードマップを解説します。
この記事でわかること
- 「派遣」がなぜメンタル回復に最適なのか(管理者視点の裏話)
- 時給2,500円も?派遣が高時給である「合理的な理由」
- 失敗しない派遣会社の選び方と、社会保険の仕組み
なぜ今、「とりあえず派遣」を選ぶ看護師が増えているのか?
転職サイトを見ると「年収500万以上!」「正職員募集!」という文字が躍りますが、心が疲れている時にいきなり次の正職員を探すのは、正直おすすめしません。
なぜなら、判断能力が落ちている状態で転職活動をすると、また同じような「人手不足のブラック病院」を選んでしまう負のループに陥りやすいからです。
「正職員じゃなきゃダメ」という思い込みを捨てましょう
日本看護協会の調査によると、病院で働く看護職員のうち約17.4%(約6人に1人)が、正職員以外の働き方(非常勤・派遣など)を選んでいます。
| 正職員 | 82.6% |
|---|---|
| 非正規(派遣・パート等) | 17.4% |
出典:日本看護協会「2023年 病院看護実態調査」より筆者作成
クラスに5〜6人は「あえて正職員を選ばない」人がいる計算です。
ライフステージやメンタルヘルスのために、雇用形態を使い分けるのは、もはや当たり前の戦略になりつつあります。
1. 「転職ガチャ」に失敗しないための試用期間
正職員として入職すると、人間関係が悪くても簡単には辞められません。
しかし、派遣なら契約期間(2〜3ヶ月更新が一般的)が決まっています。
これなら気が楽ですよね。
もし職場が気に入れば、一定期間後に正職員になれる「紹介予定派遣」という制度もあります。
いわば、お互いにリスクのない「お試し入職」ができる最強のシステムです。
紹介予定派遣とは
派遣期間(最長6ヶ月)終了後、本人と派遣先企業双方合意のもとに社員となる働き方です。厚生労働省:派遣で働く皆様へ
2. 委員会・サマリー・超過勤務からの解放
病棟勤務で一番削られるのは、患者さんへのケアそのものではなく、それに付随する業務ではありませんか?
- 終わらない委員会活動・係の仕事
- 時間外の強制的な勉強会・看護研究
- 長文のサマリー作成や後輩指導
派遣看護師には、これらが基本的にありません。希望の契約内容をガチガチに仲介会社が管理してくれます。
私が施設管理者だった頃も、派遣さんには「契約違反(サービス残業強要)」にならないよう、時間になったらスパッと帰っていただくことを徹底していました。
3. 人間関係は「ドライ」でOK
「派遣さんはどうせすぐいなくなるし」
この空気感は、寂しいようでいて、実はメンタル回復期には最高の環境です。
深入りしなくていい。お局様のご機嫌取りもしなくていい。
「おはようございます」「お疲れ様でした」の挨拶と、業務上の報連相さえできれば100点満点です。
元管理者が暴露!派遣の時給が高い「裏の理由」
「でも、ボーナスがないし損じゃないの?」
そう思う方もいるでしょう。ここでは元管理者の視点から、お金のリアルをお話しします。
【派遣の時給相場】
時給 2,100円 〜 3,000円
※地域や経験、夜勤の有無により異なります
仮に時給2,200円でフルタイム(月160時間)働いた場合、月収は35万2,000円です。
ボーナスはありませんが、月々の手取り額は正職員時代より増えるケースも珍しくありません。
なぜ施設は高い時給を払うのか?
私たち経営側からすると、正職員を1人雇うには莫大なコストがかかります。
| 正職員の採用コスト | 紹介料(年収の20〜30%)、社会保険負担、福利厚生、退職金積立など |
|---|---|
| 派遣のコスト | 高い時給を払うだけで、固定費や採用リスクがかからない |
つまり、「必要な時だけ即戦力が来てくれるなら、多少高くても結果的に安い」という判断になるのです。
あなたは何も遠慮することはありません。「使い勝手の良い労働力」としてではなく、「プロのヘルプ要員」として正当な対価を受け取ればいいのです。
失敗しない派遣会社の選び方とおすすめ
派遣で失敗しない唯一のコツは、「看護師専門の、求人数が多い大手を選ぶこと」です。
求人数が少ないと、自宅から遠い職場や、条件の悪い職場しか紹介してもらえないからです。
私が管理者をしていた経験からも、スタッフへのフォローが手厚いのは間違いなく「レバウェル看護(派遣)」でした。
なぜ「レバウェル看護(派遣)」なのか
数ある派遣会社の中でも、以下の3点が圧倒的です。
- 圧倒的な求人数
選択肢が多い=「嫌な職場」を回避できる確率が上がります。 - LINEで完結するやり取り
電話が苦手な人でも、自分のペースで相談できます。 - 社会保険完備
条件(2ヶ月以上の契約、週20時間以上など)を満たせば、派遣初日から加入可能。
特に重要なのが「社会保険」です。
フリーランスのような自由さがありながら、会社員としての「健康保険・厚生年金」の守りは維持できる。これが、心身を休めながら働く上で最強のセーフティネットになります。
⚠️注意点
人気で条件の良い派遣求人(高時給・夜勤なし・健診センター等)は、公開されるとすぐに枠が埋まってしまいます。
まずは登録して、「今の自分のスキルなら、時給いくらで働けるのか?」を確認するだけでもOKです。
自分の市場価値を客観的に知ることは、心の安定剤になります。
※登録しても無理に働く必要はありません。
「転職」はリスクを伴いますが、「転職活動」はノーリスクハイリターンです。
「辞めると言えない」あなたへ。退職代行という非常手段
「派遣が良いのはわかった。でも、今の師長が怖くて『辞めたい』なんて言えない…」
そんな状態で立ち止まっているなら、「退職代行」を使ってください。決して恥ずかしいことではありません。
管理者側から本音を言いますね。
一番困るのは「ある日突然、連絡なしに来なくなる(バックレ)」です。
バックレられると、制服の返却や保険証の手続きなどが滞り、現場は大混乱します。
それなら、退職代行業者を通じて「今日で辞めます、手続きは郵送で」と事務的に連絡が来た方が、私たちも淡々と処理ができるので100倍ありがたいのです。
あなたの心身を守るための「正当な権利行使」として、プロの手を借りることをためらわないでください。
💡おすすめの退職代行サービス
確実に辞めたいなら、弁護士監修・労働組合運営の「退職代行ガーディアン」などが安心です。LINEで相談して、費用を振り込めば、その瞬間からもう病院に行かなくて済みます。
派遣看護師に関するよくある質問
- 派遣だと医療技術が落ちてしまわないか不安です。
-
結論、基礎スキルは落ちません。 バイタル測定、服薬管理、インスリン注射、PEG処置などはどの現場でも日常的に行います。むしろ、複雑なリーダー業務や委員会から解放される分、患者さん一人ひとりと向き合う「看護の基本」を思い出せる良い機会になるはずです。
- 履歴書に「派遣」と書くと、次の転職で不利になりますか?
-
不利にはなりません。伝え方次第です。 面接では「様々な施設形態や看護方針を学び、視野を広げるために派遣を選択しました」と伝えれば、むしろ経験豊富な即戦力としてポジティブに評価されます。私たち採用側も、派遣で揉まれた看護師の適応能力の高さはよく知っています。
- 派遣先で人間関係が悪かったり、いじめられたりしませんか?
-
もちろん相性はありますが、「いつでも逃げられる」のが派遣の強みです。 もし理不尽な扱いを受けたら、すぐに派遣会社の担当者に相談してください。契約更新をしなければいいだけですし、派遣会社が間に入って守ってくれます。正職員のように「辞めさせてくれない」という泥沼はありません。
- 夜勤なし(日勤のみ)でも生活できるお給料になりますか?
-
十分に可能です。 首都圏であれば時給2,000円〜2,500円が相場なので、日勤フルタイム(月20〜21日)で働けば、月収32万〜40万円前後になります。ボーナスはありませんが、月々の手取り額は正職員時代と変わらないか、むしろ増えるケースも多いです。
- 派遣の「3年ルール」とは何ですか?
-
労働者派遣法により、同じ事業所の同じ部署で働けるのは原則「3年まで」と決まっています。 一見デメリットですが、「嫌でも3年でリセットできる」「3年経ったら強制的に次の新鮮な職場へ行ける」と捉えることもできます。一つの場所に縛られたくない人には、むしろ好都合なルールと言えるでしょう。
- 有給休暇は取れますか?
-
はい、取れます。これは労働者の権利です。 派遣会社(レバウェル看護など)と雇用契約を結んでから6ヶ月間継続勤務し、所定労働日数の8割以上出勤すれば、法律通りに有給休暇が付与されます。派遣会社経由で申請するので、現場の師長に直接言い出す気まずさもありません。
まとめ:まずは「期限付きの自由」を手に入れよう
看護師だからといって、自己犠牲で働き続ける必要はありません。
「とりあえず派遣」は、逃げではなく「戦略的なキャリアの休憩」です。
✅STEP 1:まずは登録して相場を知る
「レバウェル看護(派遣)」で、自宅近くの時給相場をチェックします。この時点で働く決意がなくても大丈夫です。
✅STEP 2:希望条件をわがままに伝える
「残業なし」「委員会なし」「人間関係がドライなところ」など、本音を伝えてください。
✅ STEP 3:お試しで働いてみる
契約期間だけ働いて、合わなければ更新しなければOK。嫌なら次へ行ける自由を手に入れましょう。
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