「お腹は空いているのに、食べ物を想像すると気持ち悪い」
「水さえ飲むのが怖くて、トイレの回数も減ってきた」
「赤ちゃんのために栄養を摂らなきゃいけないのに…」
一日中続く船酔いのような吐き気、本当にお辛いですよね…
出口の見えないトンネルにいるような気持ちになっていませんか?
看護師として、そして1児のパパとして断言します。
「妊娠初期は、食べられるものを、食べられる時に、食べられるだけ」。
これで100点満点です。
この記事では、医療現場の知識をもとに「病院に行くべき危険なサイン(脱水・ケトン体)」と、先輩ママたちが救われた「コンビニの神食材」をご紹介します。
今は「丁寧な暮らし」や「栄養バランス」は一旦忘れましょう。
あなたと赤ちゃんが、この数ヶ月を「生き抜く」ことが最優先です。
【事実】妊娠初期、無理に食べなくても赤ちゃんは育ちます
多くのママが抱える「私が食べないと、赤ちゃんが育たないのでは?」という罪悪感。
まずは医学的な事実を知って、その重荷を下ろしてください。
【妊娠初期(〜15週頃)の真実】
この時期の胎児はまだ数センチ。
「卵黄嚢(らんおうのう)」というお弁当箱のような器官を持っていたり、母体がこれまでに蓄えた栄養(貯金)を使ったりして成長します。
ママが数週間まともに食事ができなくても、赤ちゃんの発育にはほとんど影響しません。
厚生労働省の指針でも、妊娠初期の推奨付加カロリーは「+50kcal」。クッキー1枚分程度です。
無理をして吐いてしまうストレスの方が、体には負担がかかります。
これだけは守って!看護師が教える「受診の目安」と3つのルール
「食べなくても大丈夫」とは言っても、限度はあります。
看護師の視点で、「自宅で様子を見ていいライン」と「病院へ行くべきライン」を明確にします。
ルール1:水分と「尿の回数」だけは死守する
食事よりも圧倒的に重要なのが「水分」です。
脱水症状が悪化すると、母子ともに危険な状態になります。
【危険】すぐに受診すべき脱水のサイン
- トイレに半日以上行っていない
- 尿の色が濃い茶色やオレンジ色になっている
- 唇や皮膚がカサカサに乾燥している
- 水分を摂ってもすぐに全て吐いてしまう
病院では尿検査で「ケトン体」(体が飢餓状態にあると出る物質)を確認し、陽性であれば点滴管理を行います。
「これくらいで病院に行っていいのかな?」と迷わず、電話で相談してください。
ルール2:葉酸は「サプリ」で賢く摂取する
赤ちゃんの神経管閉鎖障害を防ぐ「葉酸」。
食事から摂るのが理想ですが、つわり中にブロッコリーやレバーを食べるのは拷問に近いですよね。
無味無臭で、つるっと飲み込める小粒タイプのサプリを選んでください→粒が小さくコスパもいい、色んな意味で飲みやすいのは「mitete」です。
サプリを飲むことすら辛い日は、休んでも大丈夫です。「飲めたらラッキー」くらいの気持ちでいましょう。
「種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない」と迷っている方は、看護師が成分と飲みやすさで厳選した「おすすめ葉酸サプリ」を参考にしてください。
ルール3:体重減少は「-5%」までは許容範囲
妊娠初期に体重が減るのは珍しいことではありません。
医学的な「重症妊娠悪阻(じゅうしょうにんしんおそ)」の基準の一つに、「妊娠前体重からの5%以上の減少」があります。
例:50kgの方なら、-2.5kg(47.5kg)になるまで。
これを超えて減少が続くようなら、迷わず受診してください。
看護師も頼った!つわり中に食べやすい「コンビニの神食材」
スーパーの生鮮食品売り場の匂いは強烈ですが、コンビニは個包装の商品が多く、比較的ダメージが少ない場所です。
実際に私が夜勤明けのつわり時に救われた、具体的な商品をご紹介します。
✅冷やすと匂いが飛び、口の中の不快感を流してくれます。
- 冷たいおにぎり(温めないのがコツ。梅や鮭などシンプル系)
- そうめん・冷やし中華(つるっと飲み込めます)
- ウィダーインゼリー等のゼリー飲料(エネルギー補給タイプ)
- サンドイッチ(トマトやレタスの冷たさが心地よい場合も)
✅酸味は唾液の分泌を促し、胃のムカムカを紛らわせます。
- カリカリ梅・干し梅(常にカバンに入れておくと安心)
- カットフルーツ(グレープフルーツ、パイナップル)
- レモン炭酸水(ゲップが出ると楽になるタイプの方へ)
- トマトジュース・野菜ジュース
✅「これなら食べられる!」という妊婦さんが続出する意外な枠。
- フライドポテト(「ポテトつわり」という言葉があるほど。塩分とカリウムが摂れます)
- たこ焼き・お好み焼き(ソース味が無性に食べたくなることも)
- アイスの実・ガリガリ君(水分補給としても優秀)
- 果汁グミ(噛むことで気分転換に)
栄養バランスは二の次です。「ポテトしか食べられない」なら、毎日ポテトでも構いません。
まずはカロリーと水分を確保しましょう。
「毎日コンビニご飯で、赤ちゃんに申し訳ない…」と自分を責めていませんか?
「ご飯が作れないのは赤ちゃんを守るための防衛本能」である医学的理由を知れば、その罪悪感は手放せます。
旦那様へ:料理の匂いは「暴力」に近いです
もし、この記事をパパが見てくれているなら、これだけは知っておいてください。
つわり中の妊婦さんにとって、「ご飯が炊ける匂い」「排水溝の匂い」「冷蔵庫を開けた時の匂い」は、強烈な吐き気を引き起こすトリガーです。
✅この時期のパパの正解行動
- 「俺の飯はいいから」ではなく「俺が買ってくる/作って片付ける」
- 匂いの出るテイクアウト(カレーやニンニク系)をリビングで食べない
- ママが「これなら食べられそう」と言ったものを、すぐに買いに走る
「料理」はお休み!添加物の心配がない「宅食」に頼ろう
ママがキッチンに立たなくて済むよう、この時期は外部サービスを徹底的に活用してください。
特に「コンビニ弁当ばかりだと、上の子や夫の健康が心配…」という場合は、管理栄養士監修の「冷凍宅配弁当(宅食)」が最強の解決策です。
- レンジで温めるだけ(調理の匂いなし)
- 無添加・低塩分など妊婦さんにも安心なメニューが豊富
- 産後の忙しい時期の予行演習にもなる
「手抜き」ではありません。「家族の健康とママの精神安定を守るための必要経費」です。
つわりに関するよくある質問
- 水も飲めない時はどうすればいいですか?
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氷を口に含んで少しずつ溶かして飲んだり、スプーン1杯の経口補水液を10分おきに飲む方法を試してください。それでも吐いてしまい、尿が出ない状態が半日続く場合は、脱水の治療(点滴)が必要です。夜間でも病院に連絡してください。
- つわりのピークはいつ頃ですか?
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一般的に妊娠8週〜10週頃にピークを迎える方が多いです。その後、胎盤が完成する12週〜16週頃にかけて徐々に症状が落ち着いていきますが、個人差があります。
- 食べられないと赤ちゃんに影響はありますか?
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妊娠初期の胎児はまだ小さく、母体に蓄えられた栄養で十分に育つため、一時的に食事が摂れなくても基本的には影響ありません。ただし、葉酸などの必須栄養素はサプリメントで補うことをおすすめします。
つわりが終わると、今度は「食欲が止まらない!」という嬉しい悲鳴に変わることがよくあります。急激な体重増加を防ぐための「空腹ゼロの食事術」も、体調が良くなってきたら読んでみてください。
まとめ:つわりは「赤ちゃんが元気な証拠」。今は甘えて生き抜こう
つわりは永遠には続きません。胎盤が完成する12週〜16週頃には、嘘のように楽になる日が必ず来ます。
✅大切なことは以下の3つだけです!
- 水分と尿の回数をチェック(脱水注意)
- 葉酸はサプリで摂る(食事は無理しない)
- 料理は休んでコンビニ・宅食を活用する
今は、ベッドの中で一日をやり過ごすだけで立派な「育児」です。
便利なサービスやサプリメントをフル活用して、この辛い時期を、自分を甘やかしながら乗り越えていきましょう。
















