花粉症の時期、「病院で処方されたモンテルカスト(キプレス・シングレアなど)を毎日しっかり飲んでいるのに、鼻水が滝のように出て止まらない」「くしゃみも連発して、目も痒くてたまらない…」と、辛い思いをしていませんか?
「せっかく病院を受診して薬をもらったのに、なぜ効かないの?」「私の症状が重すぎるの?」と不安に思う方も多いでしょう。
明日も学校や仕事、家事があるのに、ティッシュが手放せない状態では集中できず、夜もぐっすり眠れなくて本当に困ってしまいますよね。
私は現在、訪問診療クリニックで事務長を務めつつ、以前は看護師として救急や重症心身障害の現場、そして有料老人ホームの管理者として、様々な患者様のケアや服薬相談に携わってきました。
医療の現場にいると、「自分の今の症状に対して、薬の特性が合っていない」ために、効果を実感できず苦しんでいる患者様をよくお見かけします。
この記事では、医療現場の視点から「モンテルカストが今のあなたの症状(鼻水・くしゃみ)に効かない理由」をわかりやすく解説します。
さらに、薬を変えてもらうまでの間に今すぐできる「鼻水・くしゃみ・目のかゆみを抑える応急処置」や、次の受診で医師に伝えるべき具体的なフレーズもお伝えします。
この記事を読めば、今の辛い症状を和らげ、自分にぴったりの花粉症対策を見つけることができるはずです。
ぜひ最後までお読みいただき、今日からすぐに実践してみてください。
【結論】なぜモンテルカストは「鼻水・くしゃみ」に効かないと感じるのか?
結論から申し上げますと、あなたが今一番悩んでいる「サラサラの鼻水」や「連続するくしゃみ」に対して、モンテルカストは即効性や十分な効果を発揮しにくいお薬です。
「えっ、花粉症の薬として処方されたのに?」と驚かれるかもしれません。
実は、花粉症(アレルギー性鼻炎)の薬には、それぞれ得意とする症状(得意分野)が明確に分かれているのです。
モンテルカストは「鼻づまり」に特化したお薬
モンテルカスト(ロイコトリエン受容体拮抗薬)は、アレルギー反応によって引き起こされる「鼻の粘膜の腫れ」を抑えるのが非常に得意なお薬です。
つまり、「鼻水が出すぎて、鼻をかみすぎた結果、粘膜が腫れて息ができない(鼻づまり)」という症状に対して、強力な効果を発揮します。
しかし、花粉が鼻の粘膜に付着した瞬間に起こる「ヒスタミン」という物質によるアレルギー反応(これが鼻水やくしゃみの直接的な原因です)を抑える力は、それほど強くありません。
そのため、「鼻づまりよりも、とにかく流れる鼻水とくしゃみを今すぐ止めたい!」という状態の時には、「効かない」と感じてしまうのです。
✅厚生労働省の指針でも示されています
厚生労働省が公開している「的確な花粉症の治療のために」などの公的資料においても、花粉症の治療は「主な症状(くしゃみ・鼻水型か、鼻閉型か)に合わせて薬剤を選択・組み合わせて使用すること」が基本とされています。
出典:厚生労働省「的確な花粉症の治療のために(第2版)」より
鼻水・目のかゆみには「抗ヒスタミン薬」が必要
もし今のあなたの主訴(一番つらい症状)が「鼻水・くしゃみ・目のかゆみ」であるならば、モンテルカスト単独ではなく、「抗ヒスタミン薬(アレグラ、ザイザル、ビラノアなど)」が必要である可能性が高いです。
抗ヒスタミン薬は、アレルギーの原因物質であるヒスタミンの働きを直接ブロックするため、サラサラの鼻水やくしゃみに対して比較的早い段階で効果を実感しやすいという特徴があります。
とはいえ、「今すぐ病院に行けるわけではないし、手元にはモンテルカストしかない…この滝のような鼻水をとりあえずどうにかしたい!」というのが本音ですよね。
そこで、次項からは今すぐご自宅でできる応急処置をご紹介します。
病院に行けない!今すぐ「鼻水・くしゃみ」を和らげる3つの応急処置
薬を変えてもらうまでの間、少しでも症状を和らげて日常生活を送るための具体的な対処法を3つご紹介します。
どれも看護師としての経験上、患者様にもおすすめしてきた身体に優しいアプローチです。
対処法1:鼻の付け根を温める&ワセリンで花粉バリア
鼻水が止まらない時、意外と効果的なのが「鼻を温めること」です。
温かい蒸しタオルを鼻の付け根(目と目の間あたり)に数分間当ててみてください。
鼻の粘膜の血流が改善し、一時的ではありますが鼻の通りが良くなり、不快感が軽減します。
【ワセリンを使った即席バリア】
外出時や、室内でもくしゃみが止まらない時は、綿棒などで少量の白色ワセリン(リップクリームでも代用可)を鼻の穴の入り口付近に薄く塗るのがおすすめです。
吸い込んだ花粉がワセリンに吸着されるため、奥の粘膜まで花粉が到達するのを物理的に防ぐことができます。
✅非常にシンプルですが、医療現場でも推奨されている実用的な方法です。
対処法2:目のかゆみは絶対にこすらず「冷やす」
目がかゆいと無意識にこすってしまいますが、これは絶対にNGです。
こすることで粘膜が傷つき、さらにヒスタミンが放出されてかゆみが悪化する「負のスパイラル」に陥ります。
目のかゆみが強い時は、「清潔な冷たいタオル」や「ハンカチで包んだ保冷剤」をまぶたの上に当てて冷やしてください。
冷やすことで局所の血流が穏やかになり、炎症やかゆみの神経伝達を鈍らせることができます。
対処法3:【おすすめ】温かい「すーすー系のお茶」で内側からケア
「薬の副作用で、強烈な眠気やダルさが出るのは絶対に避けたい(仕事や勉強、運転があるから)」という方に強くおすすめしたいのが、温かい健康茶を活用した内側からのケアです。
温かい飲み物の湯気を鼻から吸い込むだけでも鼻腔内が加湿されて楽になりますが、ただのお湯や緑茶ではなく、花粉症や鼻炎の「グズグズ・ズルズル」に特化してブレンドされたお茶を選ぶのがポイントです。
薬に頼りすぎたくない方へ:「えぞ式 すーすー茶」
「薬を追加するとボーッとしてしまう…」「でもこのグズグズを今すぐスッキリさせたい!」という方に人気なのが、甜茶(てんちゃ)や赤紫蘇などを黄金比でブレンドした「えぞ式 すーすー茶」です。
- ノンカフェインだから、夜寝る前や小さなお子様でも安心
- 薬のような眠気や副作用の心配がないので、仕事中や運転前にも飲める
- 温かいお茶として飲むことで、湯気と有効成分が鼻腔に届きスッキリ爽快
毎日飲むお茶をこれに変えるだけで、「ティッシュの消費量が減った!」「夜ぐっすり眠れるようになった」という声が多く寄せられています。
花粉症の時期の家事やお仕事の負担を減らすためにも、手元に置いておきたいお守りのようなアイテムです。
お茶でのケアとあわせて、「一生、花粉症に怯えたくない」という方は、免疫の鍵を握る「腸活」でTレグ細胞を増やす食事法を取り入れるのが賢い選択です。
「本当に効果があるの?」と気になる方は、看護師が実際に試した腸内フローラ検査の体験談も参考にしてみてください。
次の受診で失敗しない!医師に伝えるべき「魔法のフレーズ」
応急処置で急場をしのいだら、なるべく早めにもう一度クリニックを受診することをおすすめします。
クリニックの事務長として日々の診療風景を見ていると、患者様と医師の「コミュニケーションのズレ」が、薬が合わない原因になっていることがよくあります。
「鼻水と目のかゆみが一番つらいです」と具体的に伝える
医師は、「花粉症です」と言われただけでは、あなたの今の最も辛い症状が「鼻づまり」なのか「鼻水」なのか、正確に把握しきれないことがあります。
次回の受診時には、以下のようにはっきりと伝えてみてください。
「前回出していただいたモンテルカストを飲んでいますが、今は『サラサラの鼻水』と『目のかゆみ』が一番つらいです。くしゃみも止まらないので、鼻水やかゆみによく効くお薬(抗ヒスタミン薬)を追加、または変更していただけませんか?」
このように具体的に伝えることで、医師は「なるほど、今は鼻閉(づまり)よりも鼻漏(水)の症状が強いんだな。
それなら抗ヒスタミン薬や点眼薬を処方しよう」と、より的確な判断を下すことができます。
市販薬を併用する際の注意点
忙しくてすぐに受診できず、ドラッグストアで市販のアレルギー薬(アレグラFXなど)を購入しようとする方もいるでしょう。
その際、自己判断でモンテルカストと市販薬を同時に飲むのはやめましょう。
市販薬を購入する際は、必ず薬剤師や登録販売者に「現在、病院でモンテルカストを処方されて飲んでいます」と伝えてください。
成分の重複や飲み合わせを確認してもらうことが、安全な治療の第一歩です。
花粉症の時期は、立っているだけで精一杯ですよね。
「今日はもう料理なんてしたくない…」と限界を感じたら、症状を楽にする栄養素が詰まった花粉症対策の宅配食5選を頼ってみてください。
家事の負担を減らしながら、しっかり体を労わってあげましょう。
まとめ:自分の症状に合った対策で、つらい花粉症を乗り切ろう
今回は、「モンテルカストが花粉症(特に鼻水やくしゃみ)に効かない理由」と、今すぐできる対策について解説しました。
- モンテルカストは「鼻づまり」に強く、「鼻水・くしゃみ」には即効性が薄い
- 今の辛い鼻水には、温タオルやワセリン、「すーすー茶」での応急処置が有効
- 次回の受診では、「鼻水と目のかゆみが一番つらい」と医師に明確に伝える
薬が効かないと「私の体質がおかしいのかな…」と不安になるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
単に「今の症状と薬のミスマッチ」が起きているだけです。
まずは、今回ご紹介した「鼻の温め」や「えぞ式 すーすー茶」のような身体に負担をかけない方法で今夜の辛さを和らげてください。
そして、無理をせずに医師や薬剤師に相談し、ご自身の症状にピタリと合う解決策を見つけていきましょう。


