実家の防犯・徘徊対策に。SwitchBotロックと自動カーテンで親を見守る方法【工事不要】

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「深夜に警察から『親御さんを保護しました』と電話がかかってきた」
「実家に行ったら、昼間なのに雨戸を閉め切って親が呆然としていた」

離れて暮らす親の足腰や認知機能が低下してくると、心配なのが「徘徊(鍵の紛失)」「引きこもり(昼夜逆転)」です。
これらは単なる老化現象ではなく、命に関わる事故や、認知症の進行につながる危険なサインでもあります。

もし、「そもそも鍵を持たなくていい」「朝になると勝手にカーテンが開く」家だとしたらどうでしょうか?
実は最新のスマートホーム技術を使えば、大規模なリフォームなしで、今の実家をそんな「見守り住宅」に変えることができます。

この記事では、現役の在宅医療事務長・看護師である私が、SwitchBot(スイッチボット)を活用して、親の安全と生活リズムを自動化する方法を解説します。
実際の導入でつまづきやすい「Wi-Fi環境」や「閉め出しリスク」についても正直にお伝えします。

目次

高齢者宅に「SwitchBotロック」が最強な3つの理由

SwitchBotロックは、玄関のサムターン(鍵のつまみ)の上から強力な両面テープで貼り付け、スマホや指紋で開けられるようにするデバイスです。
工事不要で「後付け」できる点が、賃貸や古い実家において最大のメリットです。

1. 「指紋」が鍵になるから紛失ゼロ

高齢者にとって「スマホを取り出してアプリで解錠」は操作が難しく、「暗証番号」は忘れるリスクがあります。
しかし、オプションの「指紋認証パッド」をセットで導入すれば、ドアノブに触れる感覚で指を当てるだけで鍵が開きます。

ここが介護のポイント
「鍵を持たなくていい」ということは、「出先で鍵をなくして家に入れない」というトラブルが物理的に消滅するということです。これだけで、深夜の緊急呼び出しや、鍵屋を呼ぶ費用(1回数万円)がなくなります。

2. オートロックで「閉め忘れ」対策

ドアが閉まると、設定した秒数後に自動で施錠する「オートロック機能」があります。
ゴミ出しやデイサービスの送迎時など、一瞬の隙を狙った空き巣被害や、無施錠による徘徊リスクを軽減できます。

⚠️ 絶対に注意すべき「閉め出し」リスク
オートロックを設定する場合、必ず「指紋認証パッド」を設置してください。
もしロック本体(スマホ解錠のみ)だけで運用すると、親御さんがスマホを持たずにゴミ出しに出てしまい、オートロックで閉め出される事故が100%起きます。

3. 履歴通知で「生活リズム」を見守る

「SwitchBot ハブ2」と連携させることで、遠隔地にいる家族のスマホにリアルタイムで通知が届きます。

  • 「解錠されました」→ ヘルパーさんが来た、あるいは外出・帰宅したことがわかる。
  • 「ドアが開けっ放しです」→ 徘徊や異常事態の早期発見につながる。

カメラによる監視はプライバシーの問題で嫌がる親御さんも多いですが、「鍵の履歴」による見守りなら、抵抗感なく導入できるのが現場での実感です。

もし「やはり映像でも確認したいけれど、親が嫌がる」と悩んでいるなら、プライバシーを守りつつ「監視」にならないSwitchBotの具体的なセンサー配置術を参考にしてください。

「自動カーテン」は最高の認知症ケア

「SwitchBot カーテン」は、今あるカーテンレールに取り付け、設定時間に自動で開閉してくれるロボットです。

太陽光で「昼夜逆転」を防ぐ医学的理由

認知症の方や独居高齢者は、朝起きてもカーテンを開けず、薄暗い部屋で一日を過ごしがちです。
これが「昼夜逆転」の最大の原因です。

厚生労働省のe-ヘルスネットでも示されている通り、朝の光を浴びることで体内時計がリセットされ、睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌リズムが整います。

ヒトの体内時計の周期は24時間より少し長いため、(中略)朝の光を浴びることで体内時計をリセットする必要があります。
出典:快眠と生活習慣 | e-ヘルスネット(厚生労働省)

自動カーテンで強制的に(しかし優しく)朝日を寝室に取り込むことは、「薬を使わない睡眠ケア」として非常に合理的です。

【失敗防止】導入前に確認すべき2つの壁

実家への導入でよくある失敗パターンです。購入前に必ずチェックしてください。

実家にWi-Fi(ネット環境)はあるか?

SwitchBot製品を遠隔操作・通知受信するには、実家に常時接続のWi-Fiが必要です。
もしネット環境がない場合は、「コンセントに挿すだけのホームルーター(docomo home 5Gなど)」を一緒に契約するか、格安SIMを入れた古いスマホをテザリング機として置くなどの対策が必要です。

鍵(サムターン)の形状は対応しているか?

最新の「SwitchBot ロック Pro」は多くのアタッチメントが付属し、99%の鍵に対応していますが、念のため公式サイトで適合チェックを行ってください。
また、ドアノブと鍵が一体型になっているタイプなどは設置スペースの確認が必要です。

必要なものリスト(スターターキット)

実家を「安全な家」にするために必要な機材一式です。
バラバラに買うと設定が面倒なので、まとめて揃えることを推奨します。

玄関周り(必須セット)

1. SwitchBot ロック Pro 最新モデル。バッテリー持ちが約270日と長く、電池交換の手間が少ないのが介護向き。

2. SwitchBot 指紋認証パッド ※これがないと高齢者は使えません。数字キーと指紋センサーがセットになっています。

リビング・寝室

3. SwitchBot カーテン3 旧モデルより静音性が増し、重い遮光カーテンも動かせます。両開きの場合は2個必要です。

司令塔(Wi-Fi中継機)

4. SwitchBot ハブ2 各デバイスをネットに繋ぎます。温湿度計も内蔵されているので、「夏場の熱中症対策(室温監視)」にも役立ちます。

🔑 ロックPro + 指紋パッド

セット購入が基本です。「鍵をなくした」という電話から解放されましょう。

☀ カーテン3

家のレール(U型・ポール型)を確認してから購入してください。

SwitchBotに関するよくある質問

設置してすぐに電池が切れたりしませんか?

最新の「ロックPro」は単3電池4本で約9ヶ月〜1年持ちます。電池残量が20%以下になると、解錠時に音とランプで警告が出るほか、アプリにも通知が届きます。お盆や正月など、帰省のタイミングで交換する習慣をつければ問題ありません。

もし電池が完全に切れたら家に入れませんか?

いいえ、従来の物理鍵(金属の鍵)はそのまま使えます。万が一の電池切れや故障に備えて、物理鍵を1本だけ、キーボックスなどに入れて屋外の目立たない場所に隠しておくか、近くに住む親族に預けておくことを強く推奨します。

認知症の親が勝手に取り外したりしませんか?

そのリスクはゼロではありません。対策として、目に入りにくい位置(高い位置など)への設置や、サムターンカバーの活用が有効です。ただ、実際には「指で開くのが楽しい・楽だ」と感じて、すぐに慣れてくれるケースが多いです。

賃貸のアパートでも設置できますか?

はい、可能です。SwitchBotロックは強力な両面テープで設置するため、ドアに穴を開ける必要がありません。取り外す際も、シール剥がし液などを使えばきれいに剥がせるため、原状回復が必要な賃貸住宅や公団住宅でも安心して利用できます。

高齢の親一人でも設置・設定できますか?

正直なところ、難しいです。物理的な貼り付けは簡単ですが、スマホアプリでのペアリング設定やWi-Fi接続にはITリテラシーが必要です。親御さんの安全のためにも、お子様やご家族が帰省した際に設置・設定してあげることを前提としてください。

カーテンを取り付けると、手で開け閉めできなくなりますか?

いいえ、大丈夫です。「タッチ&ゴー」という機能があり、カーテンを手で軽く引くと、センサーが感知して残りを自動で開閉してくれます。機械に慣れていない親御さんが、無意識に手でカーテンを引っぱっても壊れることはありません。

スマートホーム化で対策しても、徘徊や昼夜逆転が改善せず「もう家での介護は限界かも…」と感じ始めたら。共倒れになる前に確認しておきたい「在宅介護の限界サイン」はこちらです。

まとめ:家自体を「介護ロボット」にする発想

「鍵をかけなさい」「カーテンを開けなさい」と毎日電話で注意するのは、お互いにとって大きなストレスです。
人間がやるから忘れるし、親子だからこそ感情的になって喧嘩になります。

機械に任せられるルーチンワークは、全部任せてしまいましょう。
数万円の投資で、「鍵の紛失」と「不眠・昼夜逆転」という2大介護トラブルが解決し、あなたの心の平穏が手に入るなら、決して高い買い物ではありません。

特に「指紋認証」で鍵が開く瞬間、親御さんは「魔法みたいだ!便利だねぇ」と喜んでくれることが多いですよ。
ぜひ、次の帰省のタイミングで設置してあげてください。

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kawauchi
看護師/訪問診療クリニック事務長/計画相談員
私は、看護師として重症心身障害病棟・救命救急HCUに従事した後、有料老人ホームの管理者・看護部長・福祉事業部統括として、入居者の生活と医療連携の現場に携わってきました。

現在は、訪問診療クリニックの事務長として在宅医療の運営に関わると同時に、計画相談員・医療福祉コンサルタントとして、東海エリアを中心に施設紹介・身元保証・医療介護連携の支援を行っています。

病院・施設・在宅という立場の異なる現場をすべて経験してきたからこそわかる、制度論だけではない「現場のリアル」や「家族が直面する苦悩」を踏まえた発信を大切にしています。

このブログでは、現場経験に基づく実践的な情報を軸に、後悔しない選択のための情報を発信しています。
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