【消毒・除菌】正しく使ってウイルスを撃退【無意味/危険な使い方はやめよう】

予防医療 感染対策

正しい消毒・除菌ができていますか?
私の周りの医療従事者以外の人、外出先で見かける人のほとんどの人が正しくできていません。
本記事を読むことで、消毒薬による健康被害を予防しつつ正しく感染対策ができるように、大きく分けて以下の2つを解説していきます。

  • 消毒、除菌の正しい使い方
  • 無意味/危険な使い方

新型コロナウイルスやインフルエンザの感染対策に必要な、菌やウイルスを無毒化させる「消毒」と、菌やウイルスの数を減らす「除菌」には、有効な物を使わなければ意味がありません。

また、有効な物を使っても、濃度が低い物や正しく使えていないと、新型コロナウイルスに対して効果がなく、残っているウイルスが身体の中に入ったり増殖したりしてウイルスに感染してしまったり、濃度が高すぎる物だと手荒れの原因になってしまったりします。

手や指、物、空間のそれぞれに適した消毒薬を使って、安全に効果的な消毒ができるようにして新型コロナウイルスやインフルエンザを予防しましょう

消毒・除菌の正しい使い方

普段の生活で感染対策として「消毒・除菌」をする場所は主に、手指・物・空間のどれかだと思うので、以下の3つにわけて解説していきます。

  • 手指の消毒
  • 物の消毒
  • 空間の消毒

ウイルスに感染しないために、それぞれの場所に応じた消毒薬を使ったり、消毒方法をするようにしましょう。

手指の消毒

手や指のウイルス対策については、消毒ではありませんが手洗いができる場合は、「手洗い」をしましょう。手洗いができない場合・状況ではアルコールによる消毒が有効です
理由としては、手指に付着しているウイルスを手洗いで物理的に洗い流すことで、消毒よりも確実に減らすことができるからです

アルコールによる消毒

  • アルコール濃度70%以上95%以下のエタノールを使用する
  • 乾燥まで15秒程かかる量を手に刷り込むように使用する
  • 「濃度」と「乾燥までの時間」が重要です
  • 「濃度」は市販されている物を購入してそのまま使用すれば問題ありませんが、「乾燥までの時間」は意識して注意するようにしてください。

    物の消毒

    物についたウイルスを消毒するには、熱水・塩素系漂白剤・洗剤・次亜塩素酸水・アルコールを使用した消毒方法があります。
    熱水は、食器や箸などの消毒に使われることが多く、80℃の熱水に10分間つけることでウイルスを死滅させることができます。
    ドアノブやテーブルなどの消毒には、熱水以外の物を使いましょう。使い方については、各商品の「使用方法」や「注意事項」を守り使うようにしましょう。
    最近では、簡単・お手軽に消毒ができる「次亜塩素酸水」が人気でよく使用されています。

    空間の消毒

    空間の消毒は現時点では推奨されておらず、「換気」することがBESTとされています。
    換気=手洗いのようなイメージで、換気をして部屋の空気を入れ替えることで、新型コロナウイルス等の微粒子を外に出すことができます。
    換気の方法としては、1時間に2回以上・2方向の窓を数分程度全開にすると十分換気ができるとされていますので、人が集まった時などに正しく換気することで空間のウイルスを減らすことができます。

    無意味/危険な使い方

    正しい使い方ができていないと、せっかく消毒をしようとしているのに、消毒することが健康被害に繋がってしまうことや、消毒できずに手荒れしてしまったり、消毒液の無駄遣いをすることに繋がってしまう可能性があります。
    また、正しく使用ができないことは、ウイルスに感染してしまうリスクを高めるので、しっかり確認しておきましょう。

    無意味な使い方

    すぐに乾いてしまうような少量の消毒薬では、ウイルスを十分に無毒化できない可能性があります。
    店の入り口に置いてある消毒をワンプッシュしてスリスリしながら店内に入っていく人をよく見かけますが、「ほぼ無意味」です。15秒以上乾燥しない量を「激プッシュ」しましょう。
    また、濃度の低い消毒薬を使用すると、ウイルスを十分に無毒化できない可能性があります。

    危険な使い方

    手指消毒には基本的にアルコールを使用してください。アルコール以外は手荒れなどの健康被害の恐れがあります。アルコールでも手荒れやアレルギーのある人がいます。適時ハンドクリームなどで保湿したり、アレルギーの人は使用を控えましょう。
    アルコールは引火性がありますので、空間噴霧は絶対にやめましょう。他の消毒薬も空間除菌として使用することは、眼や皮膚へ付着したり吸い込むことによる健康被害の恐れがあるとされていたり、エビデンスが確立されていないため推奨されていません。換気をしましょう。

    正しく使おう

    消毒薬を正しい場所に正しく使えるために、おすすめの消毒薬を【消毒薬まとめ】おすすめの消毒薬7選【効果と安全性を保障します】にまとめましたので参考にしてみてください。

    消毒以外の感染対策として有効であるマスクについても、正しいマスクの選び方とおすすめのマスク3選【現役看護師が安全と効果を保障】で紹介しているので参考にしてみてください。

    まとめ

    消毒・除菌について解説してきましたがいかがでしたか?
    意味のない消毒は手荒れの原因になったり、感染のリスクを高めてしまう可能性があることがわかっていただけたと思います。
    新型コロナウイルスの感染者も増えてインフルエンザの流行期でもありますので、正しい消毒・除菌をして感染を予防していきましょう。