スペイン風邪から新型コロナウイルスの終息に必要なことを学ぶ【昔も今もやることは一緒】

予防医療 感染対策

スペイン風邪は、約100年前にパンデミックをおこした新型インフルエンザのことです。今回の新型コロナウイルスと似ている点が多くあるため、スペイン風邪から学び新型コロナウイルスの対策に生かすことが出来そうなので深堀していきます。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。

  • スペイン風邪から学べること
  • スペイン風邪とは
  • 100年で進化した除菌と消毒

ウイルスによるパンデミックは約100年に1回の頻度で発生していて、過去の被害から現在の新型コロナウイルスの終息に必要なことがわかるので解説していきます。

スペイン風邪から学べること

スペイン風邪の経緯から、新型コロナウイルスを終息させるため・医療崩壊を起こさせないために、私たちに何が出来るか、何をすれば感染しないで(感染させないで)過ごせるかを解説していきます。
結論ですが、感染対策を継続していきましょう

終息に向けて出来ること

世界中・日本各地でパンデミックを起こしたスペイン風邪は自然に終息を迎えました。なぜかというと、ウイルスが日本の隅々まで拡大し免疫抗体を獲得した人々が生き残ったからです。
免疫抗体を獲得出来るから感染を広めてもいいというわけではありません。
新型コロナウイルスに関しても感染力が強く、100年前よりも交通機関が発展しているため、全国民がパンデミック前のような生活に戻ったら、すぐに日本中に広まることでしょう。
そうなると、軽症者は自宅療養で回復しますが、中等~重症の患者は病院での治療が必要となります。日本の病院にそれだけの患者が入れる余裕は確実にないので間違いなく医療崩壊が起き、助かる命も助けられず死者が急増することになります。
なので、感染対策をしっかりしつつ、それでも感染してしまった人達を少しずつ治療していくことで、医療崩壊を防ぎつつ免疫抗体を獲得していくのがベストです。

医療崩壊を起こさないために

医療崩壊を起こさないようにするには、まずは感染者を一気に増やさないことが重要となります。
日本の病院は現状でもギリギリかもしれませんが、少しずつ感染し少しずつ完治させていくことで、病床不足・人員不足とならないようにすることが出来ます。
また、感染対策を継続して実践していくことで、第2波や第3波が来た時に被害を最小限に食い止めることが出来ます。

スペイン風邪とは

スペイン風邪とは、1918-1920年に世界各国で極めて多くの死者を出したインフルエンザによるパンデミックの俗称です。
近年の研究により、スペイン風邪は鳥インフルエンザウイルスが突然変異し受容体が人に感染する形態に変化した当時の人々にとっては全く新しい感染症であり、H1N1亜型インフルエンザウイルスによるものと判明しました。
つまり、当時の「新型」の「インフルエンザ」です。

スペインが発生源となったわけではありませんが、スペイン以外の国は第一次世界大戦中の士気維持のため初期報告は最小限に抑えられており、一次世界大戦時に中立国であったため情報統制がされていなかったスペインで流行していることが大きく報じられたことから、スペイン風邪と呼ばれています。

スペイン風邪は、当時の世界人口の3分の1程度に相当する約5億人が感染し、死者は1700万人から5000万人との推計が多いが1億人に達していた可能性も指摘されています。

スペイン風邪は第2波で致死率が上昇した

スペイン風邪は大きく分けて3回パンデミックを起こしています。
第1波はアメリカで最初の大流行があったとされており、アメリカ軍のヨーロッパ進軍と共に大西洋を渡りヨーロッパで流行したとされています。
第2波は世界中でほぼ同時に起こり、病原体が強毒化したことから重篤な合併症を起こし死者が急増し、致死率が上がったと言われています。
第3波は第2波と同様に世界中で流行し、医療従事者が多く感染したことにより医療崩壊が起こり感染被害が拡大したと言われています。

日本では、第1波が最も患者数・死亡者数が多く1918年10月から1919年3月、第2波では患者数は減少したが致死率は上昇し1919年12月から1920年3月、第3波は患者数・死亡者数共に比較的少数で1920年12月から3月にかけて流行し、当時の人口5500万人に対し約2380万人が感染したとされています。

具体的な人数は、患者数は第1波 2116万8398人、第2波 242万2097人、第3波 22万4178人死者は第1波 25万7363人、第2波 12万7666人、第3波 3698人
致死率は第1波 1.22%、第2波 5.29%、第3波 1.65%が、内務省衛生局編「流行性感冒』による統計数値となっています。

スペイン風邪と新型コロナウイルスの共通点

スペイン風邪と新型コロナウイルスの共通点として4つ挙げていきます。

動物から人に、人から人に感染している

スペイン風邪の原因はH1N1亜型であり、鳥インフルエンザウイルスに由来するものであった可能性が高いと証明されています。
新型コロナウイルスは正確には解明されていませんが、人獣共通ウイルスでありコウモリ・犬・鳥・豚・蛇などから人へ感染し、元々はコウモリからきていると考えられています。

新型のウイルスによる感染症=治療薬がない

どちらのウイルスも新しい形のウイルスなので、ワクチンや治療薬がなく自己免疫力に頼るしかありません。
多くの人が感染して自己免疫力を持つまで耐えるしかない状況が、スペイン風邪のときと同じように新型コロナウイルスでも起こっています。

世界中でパンデミックを起こしている

スペイン風邪も新型コロナウイルスも世界中でパンデミックを起こし人々の健康・経済を脅かしています
感染力がそれなりにあっても「新型」なので予防策が取られるより前に、家族や会社・店などで感染してどんどん広がってしまったウイルスです。

予防方法

100年前の新聞で呼びかけられていたことは、マスクの着用・人が多いところに行かない・帰宅時等のうがい・大規模イベントの中止や自粛・学校の休校・患者の隔離と、現在政府から出されている指針と同様でした。
100年経っても基本的な感染対策はかわっていないようですが、近年は除菌・消毒が注目され、お店や施設・家庭でも一般的な方法となってきています。

100年で進化した除菌と消毒

100年で人類は過ごしやすいマスクとウイルスに勝てる除菌・消毒を手に入れました。
手洗い・うがいが十分にできれば消毒は必要ありませんが、ペットがいる家庭や子供がいる家庭は十分にできていないことがあるので消毒も併用していきましょう。
外出先の消毒は効果が少ないものが置いてあったり、置いてなかったりするため、しっかり除菌ができる消毒を自分で持っておきましょう
また、マスクは人に感染させないために一応着用するようにしましょう。マスクをしていないと入れないお店も増えましたし…

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まとめ

スペイン風邪から学べる新型コロナウイルスの終息に必要なことについて解説してきましたがいかがでしたか?
100年前から基本的な感染対策はかわっていませんが、進化している消毒や除菌を駆使して新型コロナウイルスの感染を予防しましょう。
今の日本の医療技術があれば、医療崩壊を起こさない限り、多くの人を救える状態にありますので、「医療崩壊」を阻止出来るようにお願いします。