頭痛改善が実証された成分10選【安全な9つの成分と1つの危険な成分】
頭痛の原因は様々ですが、「ある成分の不足」により脳の神経が圧迫されることが頭痛の原因になっていたり、「ある成分を少し多く取る」ことが脳の血流を改善し頭痛の改善に効果があるとされています。
頭痛には「血管」と「炎症」が大きく関係していて、今回紹介する成分は、血管を健康に保ったり炎症を抑える働きがある成分が多いので、頭痛だけでなく他の病気の予防にもなり、「健康」そのものを維持するのに重要となります。
本記事を読むことで、以下のことが期待できます。
- 頭痛改善に効果のある成分がわかる
- 頭痛改善に効果のあるサプリメントがわかる
- 簡単に頭痛を改善することができる
食品で十分に補えないものは、サプリメントで簡単・安全に補うことができます。サプリメントであなたに足りていない成分を補うことで、頭痛だけでなく他の体調不良なども改善できる可能性があり、食生活を改善するよりも「簡単」に「効率よく」栄養素を補うことができます。
そこで今回は、数多く開発・発売されている頭痛に効果のある成分やサプリメントの「本当に特定の成分orサプリメントで頭痛が治るの?」「どの成分orサプリメントを選べばいいの?」という疑問を解説していきます。
食事やサプリメントで簡単・安全に始めることができて、「痛み止めを飲む頻度を少なく」「根本的に頭痛を改善」できる可能性があるので、あなたに不足している成分があったら補うようにしましょう。
頭痛にもいろいろな頭痛があるので、あなたの頭痛がどんな頭痛なのかを知り対応を考えていきましょう。頭痛の原因と種類【頭痛には様々な原因や種類があります】に簡単にまとめてあるので参考にしてみてください。
頭痛改善が実証された成分10選
「ある成分」を摂取することで頭痛を治すことができる
と、研究論文や頭痛の本などで紹介されています。
「ある成分」とは、主に以下の10つの成分とされていて、私の場合はDHA・EPAとショウガオールで頭痛が少しずつ軽減して治すことができました。
- DHA、EPA
- ショウガオール
- ビタミンB2
- ビタミンB3
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- ビタミンC
- 鉄
- マグネシウム
- コエンザイムQ10
普段の食事で十分に補えるならサプリメントは不要です。自分が「とても食事では補えない」と思う成分はサプリメントを上手に使って補っていくようにしましょう。
頭痛だけでなく健康に過ごすために必要な成分もかなりありますので、特におすすめの成分から紹介していきます。
DHA・EPA
DHA・EPAは主に青魚(サンマやマグロ、イワシなど)に多く含まれていて、摂取することが頭痛改善に効果的であるという研究結果がでています。抗炎症や血管・血流改善の効果から、片頭痛・緊張型頭痛のどちらにも効果があるとされています。
そんな優秀なDHA・EPAの以下の効能が、頭痛改善に有効と考えられます。
DHA・EPAは血液をサラサラにする効果や血管が固くなることを予防する効果から、頭痛改善だけでなく高血圧・心筋梗塞や脳梗塞の予防にも効果があるとされているので、現在健康な方にもぜひ取っていただきたい成分です!
しかし、毎日の食事に魚を入れられる方ばかりではないと思います。「魚は3日に1回食べるかどうか…」そんなあなたにはサプリメントで補っていくことをおすすめします。
※あくまでもサプリメントは補助食品ですので、頻繁に魚を食べている人はサプリメントは不要です。
ショウガオール
ショウガオールは生姜に含まれている成分で、加熱したり乾燥させたりした生姜が作り出す成分です。
ショウガオールに含まれる以下の効能が頭痛改善に効果的です。
以上の作用から、片頭痛・緊張型頭痛に効果があるとされています。
しかし、生姜(ショウガオール)の体を温める作用が「片頭痛が発生している時」には悪影響(症状を悪化させる可能性)があるので注意してください。
片頭痛が出現している時には冷やすと症状が和らぎます。
ビタミンB群
ビタミンB群の摂取によって頭痛予防効果があることや、ビタミンB群が不足することで頭痛が起こりやすくなるという研究結果で出ています。
ビタミンBは水溶性ビタミンのため、取り過ぎても身体に蓄積されることはなく体外に出されるので、取り過ぎによって何か悪いことがおこることもないので安心です。脳・神経・皮膚を健康に保つために必要なビタミンであり、疲労回復にも効果的で、不足すると肌荒れや口内炎ができてしまったり疲れやすくなってしまう原因となるので、しっかり取るようにしましょう。
ビタミンB2
ビタミンB2は体内で過酸化脂質を分解し血流を改善したり、細胞内のミトコンドリアの働きを助けることによって頭痛改善・予防効果があるとされています。
摂取量も25ミリグラムの少量で片頭痛予防効果があるという研究があり、卵や牛乳に含まれていたり、熱に強いので加熱調理しても問題なく、食べ物から摂取しやすい成分です。
魚であれば血合いや皮の部分に多く含まれていて、レバー・納豆・鰻などに多く含まれています。
ビタミンB3
ビタミンB3(ナイアシン)もビタミンB2とほぼ同様の理由から頭痛改善・予防効果が期待されます。
加えて、コレステロール値の改善やインスリン抵抗性を改善する効果が期待できるため、コレステロールや血糖値が気になる方にもおすすめです。
魚やレバー・豆類に多く含まれています。サプリメントとしては、「ナイアシンサプリメント」として販売されています。
ビタミンC
ビタミンCは片頭痛に即効性があります。頭痛があったり頭がぼんやりしたら、ビタミンCが多く含まれたジュースや果物を食べて気分転換しましょう。
また、抗酸化ビタミンという性質上、肩こりなどによる頭痛や慢性的な頭痛など他の頭痛にも効果的です。
ビタミンCはアセロラ・ギャバ・ピーマン・柿・キウイ・菜の花・イチゴ・ほうれん草・小松菜・ブロッコリー・オレンジなどに多く含まれていますが、「ビタミンC配合」と書いてあるジュースがたくさん売っているので、ジュースから摂取するのがお手軽ですね。
ビタミンD
慢性的な片頭痛患者の約40%がビタミンD不足であることが、米国頭痛学会で発表されています。
ビタミンDは日光に当たることで生産が促進されるため、1日20分程度は日光に当たるようにしましょう。また、サーモンやマス・サバ・マグロ・ウナギ・卵黄などに多く含まれています
鉄
「鉄」の摂取が頭痛改善に効果的なのは、「鉄欠乏性貧血」による「頭痛」の場合のみです。鉄欠乏性貧血による頭痛でない人がサプリメントなどで鉄を摂取しても頭痛は改善しません。
むしろ、鉄の過剰摂取は「血管の老化を進める」「癌化が促進される」ので、鉄剤の摂取はおすすめできません。
「貧血もあって頭痛もある」という人は、病院で診察・診断してもらってから「処方」として鉄剤を飲み始めるようにしてください。
マグネシウム
片頭痛が起きている時にマグネシウム濃度が低くなっていることがあります。
マグネシウムにはカルシウム拮抗作用があり血管収縮を防ぎ血管を広げる作用があるため、マグネシウムを摂取し血管の状態を正常に戻すことで、片頭痛を改善したり予防することができます。
また、マグネシウムは細胞浮腫を予防する点から緊張型頭痛の改善にも効果的です。
マグネシウムは、あおさ・青のり・わかめ・天草などの海藻(干してあるもの)に多く含まれています。他にも煮干しやシラス干しなどにも含まれています。
コエンザイムQ10
コエンザイムQ10の抗酸化作用や血管の老化を抑える作用、ミトコンドリアの機能改善、炎症軽減作用などが頭痛の改善・予防に効果的です。
コエンザイムQ10は主に肉や魚などの動物性食品に含まれていて、牛肉・豚肉・鶏肉・モツ・レバー・イワシ・鮭・サバ・マス・ウナギ・マグロなどに多く含まれています。野菜では、ブロッコリー・ほうれんそう・ジャガイモ・枝豆・大豆・豆腐などに多く含まれています。
まとめ
頭痛に効果があるとされている成分について解説してきましたが、あなたに不足している成分はありそうですか?
自分に足りていないと感じた成分や興味がある成分があったら、食生活を変えていけるようにがんばりましょう。食生活を変えるのが大変な時にはサプリメントという便利で確実に成分が摂取できる物もあるので、色々試してみましょう。
頭痛には「血管」と「炎症」が大きく関係していて、今回紹介する成分は、血管を健康に保ったり炎症を抑える働きがある成分が多いので、頭痛だけでなく他の病気の予防にもなり、「健康」そのものを維持するのに重要となります。